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Gotoトラベルならぬ、Gotoトラブル!?~コロナ禍からはじまった旅行推進キャンペーンの落とし穴~

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新型コロナウイルスの流行によって、ゆらぎにゆらぐ世界全体。働き方や生活の意識、それから旅行に関しても、大きく変化しつつあります。

コロナ禍を中世ヨーロッパで流行した、ペストをなぞらえ、「ルネサンス」が産まれるのではないかという希望を持つ人も…

ピンチはチャンス。好機の神さまは、前髪しか持たない。そんなこんなで、落ち込んだ消費を取り戻すため、鳴り物入りのGotoトラベル開始!みなさんは、今回の政策Gotoトラベルを利用したいですか…?

Gotoトラベルを利用したいと思っている人はどれくらい…?

 

2020年8月に、発表されたさる意識調査によると、「Gotoトラベルを利用して、旅行したい」と言う方は、約半数。その前、6月に発表されたデータでは、9割ちかくの方が利用したいと考えていたのですが…。

2か月の間に何があったのかと言えば、やはり新型コロナウイルスの再流行があげられるでしょう。5月中旬から6月は、自粛ムードもあり、日本の感染者数が連日100人を超えるなんてことはありませんでした。

しかし、7月にはいると、感染者数が増加しはじめ、3週目には、東京で当時過去最多の293人が記録されました。Gotoトラベルは7月22日に開始しましたので、いかんせんタイミングが悪かったと言わざるを得ないでしょう。

結局政府は、東京を除外し、Gotoトラベルを開始しました。連日ニュースにもなったので、記憶に新しいのではないでしょうか。

Gotoトラベルは、時期尚早だったのか…?

Gotoトラベルの開始時期については、さまざまな媒体で賛否両論巻き起こりました。とはいえ、「誰もが納得できる政策」なんていうものは、机上の空論だと筆者的には感じます。

ましてや、日本にとって、戦後はじめてと言うほどの、「緊急事態」だったわけです。結果が、わかってからの批判はそう難しくないでしょう。予測が甘かったという意見も、ある程度の効果があったので、間違いはなかったという意見もあると思います。

とはいえ、2020年9月現在、まだまだコロナ禍真っ最中。私たちは、この時代に生きている日本人として、当事者なわけです。そのため、どうしたって客観的になれず主観的になってしまう部分もあるでしょう。「良」であるのか、「悪」であるのかの批評的意見は、ひとまず後世の歴史学者にまかせておくことにして、「Gotoトラベル」を利用するにおいての注意点を確認していきましょう。

Gotoトラベルを利用したいand利用する人は…?利用前に知っておこうキャンセル料のこと

「Gotoトラベルキャンペーン」「Gotoトラベルを使って、お得に旅行を楽しもう」。

電車の中、テレビのCM、ネットの広告。多くの旅行会社や交通機関が、Gotoトラベルの利用を促す広告を打ち出しています。日本のほとんどの方が、「Gotoトラベル」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

しかし、どんな仕組みであるのか知っているでしょうか?「旅行代金が安くなる」「宿泊費の一部を政府が肩代わりしてくれる」。

間違いではありません。ありませんが、具体的にどんな割引がされるのか、ばくぜんとしている方もいらっしゃるでしょう。そこでGotoトラベルキャンペーンの概要を以下にまとめてみました。知っている方も、自分の認識とあやまりがないかどうか確認してみてください。

Gotoトラベルの概要

対象になる旅行

Gotoトラベルの対象になる旅行は国内旅行の宿泊・日帰りに限ります。海外旅行は対象外。というのも、国内消費を上げるための政策だからです。
間違えないように注意しましょう。

対象期間

Gotoトラベルの対象期間は、2020年7月22日から2021年1月31日までの宿泊分の旅行です。期間内に旅行へ行くのであれば、7月22日以前の予約分に関しても適用されます。ただし、旅行代理店を介していない場合には、個人的に問い合わせをおこなわなければならないので注意しましょう。

割引について

旅行代金の2分の1相当を負担します。給付される金額のうち、7割が旅行代金の割引、残りの3割は旅行先で利用できるクーポンとして配布されます。

ただし、上限があり、宿泊の場合は1日あたり2万円、日帰りならば1万円が上限となります。また、2020年7月22日から9月1日までの旅行分については、旅行代金の割引のみになります。割引について混同しがちなのが2分の1と「7割」の記載です。具体例を出してみましたので、ご確認ください。

【例:1泊2日、20000円の旅行の場合】

上記の例のとおり、旅行代金については、35パーセントが引かれる計算になります。2分の1が引かれるわけではないので、認識の違いが無いようにしましょう。

以上が、おおまかなGotoトラベルのキャンペーンの内容になります。もう少し詳しく確認したい方は、公式サイト(旅行者向け Go To トラベル事業公式サイト)でご確認をお願いします。

Gotoトラベルのキャンセル…旅行が中止になったらどうすればいい?

2020年7月17日、Gotoトラベルキャンペーン開始の5日前にキャンペーンの対象地域から、「東京除外」が発表されました。これを受け、続出したトラブルがキャンセル料についてです。通常、旅行のキャンセルは、出発日に近くなれば近くなるほど、大きくなりますよね。

当初の政府の対応では、Gotoトラベルのキャンペーンに関する、キャンセル料の補償はしないという方針でした。しかしながら、7月20日に方針を変え、今回対象除外になった、東京はキャンセル料の補償がおこなわれることになりました。今回、私たち消費者が実害をこうむることはありませんでした。

しかし、新型コロナウイルスは、長期的な流行になると予想されており、今後もGotoキャンペーンの期間内に爆発的流行がないとも言い切れません。そのため、キャンセル対応についてしっかり把握しておくことが大切なのです。

「新型コロナウイルスの流行」ならば、キャンセル料はかからないだろう、と何となく思っている方も多いかもしれません。しかし、旅行の契約は、それぞれ利用した旅行会社や宿泊施設などで異なります。

旅行会社Aがキャンセル料をかからないように計らってくれたとしても、旅行会社BやCが同じように計らってくれるとは限らないのです。そのため、大切になってくるのが予約時に確認する契約書や約款です。次章では契約書や約款の重要性に関して確認していきたいと思います。

旅行の予約時、契約書の確認は大切!~チェックは必須!事前に把握しておこう~

旅行会社との予約は、通常、申込金を支払った時点で契約が成立したと見なされます。

なお、「じゃらん」や「楽天トラベル」などを利用して予約した場合は、旅行会社をとおさず、契約先が直接宿泊施設になることもあります。現地決済などの支払い方法もありますが、止むを得ずキャンセルになった場合、契約書や約款に明示されたキャンセル料をとられる可能性があります。クレジットカードなど事前決済をおこなった後、キャンセルしたときには、支払い金額からキャンセル金額が引かれます。

対して現地決済の場合は、登録した住所に請求書が送付されるかたちになります。宿泊施設によってはキャンセル理由や、キャンセルの連絡を事前にした方などからはキャンセル料を取らない例もあります。

しかし無断キャンセルやキャンセル料を支払わないなど悪質であるときには、違法行為として訴訟を起こされる可能性もありますので注意しましょう。

契約書と約款は何が違う?

旅行の契約を結ぶと、「契約書」や「約款」などが表示され、「同意するか」のチェック項目があったり、メールで送付されたりしますよね。

しかし、契約書と約款の違い。具体的にどこが違うと言われると、なかなか答えられませんよね。そもそも旅行の約款や契約書とは何なのか、具体的な違いについて下記にまとめてみましたので、確認してみてください。

約款

旅行の予約時に利用される約款のことを、定型約款と言います。インターネットの普及によって、旅行の予約も従来の電話や窓口でおこなうのではなく、インターネットで完結できるようになりました。

このように、不特定多数の取引において、個々に契約書を作成するのは大変です。そのため、不特定多数にも利用できる、すべて一様そろえられた、定型約款が登場しました。

契約書

契約書とはその契約に対して、個別に契約を結ぶことをさします。定型約款との大きな違いは、契約をおこなう相手が不特定多数であるか個々であるかになります。なお、2020年4月1日におこなわれた民法改正によって、インターネットの契約書について、約款の要件にあてはまるときには、定型約款としてみなされる場合があります。

約款は不特定多数、契約書は個々に結ぶものという認識があればと思います。また、インターネットによる旅行の予約は、定型約款の要件に当てはまる可能性が高いので、契約書であっても実際には、定型約款扱いになることもあります。

定型約款には、「みなし合意」というものがあります。いったいどういうことなのでしょう。

みなし合意とは…?

何か、サービスを利用する際、「上記、同意の上サービスを始めます」というボタンがあると思います。同意の前に載せられた文章は利用規約だったり、約款だったりします。こちらの文章をすみからすみまで、熟読してからサービスを開始する方はそれほど多くないでしょう。しっかり読んでいなくても、「同意する」を押した以上、利用規約や約款に同意したものとしてみなされることを、「みなし合意」になります。

インターネットで旅行や宿泊を予約した場合、この約款や利用規約にキャンセル料などについて記載された条項が記載されていることもあります。細かい文字で長々と記載されているので、スルーしてしまいがちになってしまいますが、Gotoトラベルで利用するときにはしっかり確認しておくことが大切です。

まとめ

今回はGotoトラベルや旅行に関する契約について確認していきました。

「契約」というと何となく、固いイメージがあり、身構えてしまいますが、意識をしないだけで日常には契約があふれています。日々の買い物に関しても、モノを「売る」と「買う」の契約、つまり売買契約です。

また、友人や同僚に、100円を借りる、お金の貸し借りは単位が小さくても金融消費賃借契約になります。日々、忙しさに追われていると、旅行の契約に関しても、「まあ行くからいいや」「キャンセルしないし、どうにかなるでしょ」と思ってしまい、確認が漏れがちになるかもしれません。

しかし、今回、新型のコロナウイルスの影響によって、「再流行」のため、キャンセルをせざるを得ない状況になるかもしれません。自分は行くつもりであっても、家族に高齢者がいたり、会社で個人旅行の制限の指示を受けることも考えられるでしょう。どんな状況になるのか見通しが立たない部分もありますので、自衛のためにも旅行へ行く場合には、約款や契約書の確認をしていただけたらと思います。


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