日本法規情報株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役 今村 愼太郎)(http://www.nlinfo.co.jp/)は、インターネットアンケートを実施し、「残業に関するアンケート調査」について発表しました。(日本法規情報株式会社では定期的に法律関連の話題に対して意識調査を行い発表しております)
昨今、労働環境の悪い企業をブラック企業と呼ぶようになりました。ブラック企業の典型的な事例としては「残業時間が長い」「残業代を支払わない」というものがあります。政府がブラック企業の撲滅に動き始めた効果は出ているのでしょうか。今回は残業問題の現状を調査しました。
3年前に当社が同様のアンケートを行なった際には、残業をしたことがあると回答された方は全体の85%でしたが、今回のアンケートでは全体の94%と約10%増加していました。
目次
◆月の平均残業時間が労働基準法基準を上回る50時間を超える人が10人に1人!
質問:「残業をしたことはありますか?」
質問:「平均残業時間(月)は何時間ですか?」
◆残業したが残業代が支払われないという方は、いまだに3人に1人
質問:「残業代の金額をお教えください。」
残業をしている方は全体の94%もいるにも関わらず、その内の28%は残業代が支払われていないことがわかりました。さらに、月1万円未満という方が最も多く31%という結果になりました。例えば月10時間労働して残業代が1万円だった場合、残業時の時給は1000円になります。
残業は時間外労働であるにもかかわらず、非常に低い賃金しか支払われていないということがわかりました。
◆2人に1人が残業代が出るなら残業する、もしくは残業したい
質問:「残業について自分の考えに一番近いものをひとつ選んでください」
意識調査の結果、「残業代が出るなら残業する」と答えた方が最も多く40%、「残業代が出るなら残業したい」と答えた方は9%になりました。残業代が支払われるのであれば残業は仕方ないと思っている方は約半数に上りました。
◆2013年12月調査と比べ残業代への権利意識が高まる傾向が強まる。~「残業代が出れば残業したい」と答えた方が20%から47%に増加する一方で、「残業代がなくても必要であれば残業する」と答えた方が36%から14%に減少~
質問:「残業について自分の考えに一番近いものをひとつ選んでください」
調査期間 2016-3-4~2016-4-25
回答者 942人(男性453人 女性489人)
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