日本法規情報株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役 今村 愼太郎)(http://www.nlinfo.co.jp/)は、インターネットアンケートを実施し、「職場ストレスに関するアンケート調査」について発表しました。(日本法規情報株式会社では定期的に法律関連の話題に対して意識調査を行い発表しております)
厚生労働省が行っている「労働者健康状況調査」によれば、「仕事や職業生活でストレスを感じている」労働者の割合は、60%以上に上ります。実に働く人の約6割はストレスを感じながら仕事をしていると言えるようです。
そこで今回はこの「職場でのストレス」の実態について、アンケート調査を行いました。
まず、職場でストレスを感じる原因についてアンケート調査を行いました。
目次
◆職場でストレスとなっている原因の第1位は「人間関係」
職場でストレスを感じる原因についてアンケート調査の結果、最も多かったのが「人間関係」で43%という結果となりました。次いで仕事が面白くない、望んだ仕事をさせてもらえない等の「仕事の内容」と回答した人が32%、「仕事の量が多い」と回答した人が21%、「仕事の量が少ない」と回答した人が4%という結果となりました。
次に、実に半数近くの人が回答した「職場の人間関係」についてどのような人間関係にストレスを感じるかについてアンケート調査を行いました。
◆職場の人間関係で最もストレスを感じるのは「人前で注意を受ける事」
「職場の人間関係におけるストレス原因」についてのアンケート調査の結果、最も多くの人がストレスを感じると回答した行為は「人前で、注意を受けること」で28%でした。次いで、「噂話、悪口等を言われること」と回答した人が26%、「飲み会等を強制されること」と回答した人が22%、「自分の存在を軽く思われること」と回答した人が9%、「グループの人と意見が合わない」と回答した人が6%、「自分の意見を聞いてもらえない」と回答した人が5%、「嫌みを言われること」と回答した人が4%という結果となりました。
嫌味や悪口、人前での注意は昨今問題となっている「モラル・ハラスメント」「パワー・ハラスメント」「セクハラ・ハラスメント」という名のいじめにつながることもあります。
以前弊社が行ったアンケートでも、実に6割以上の人が「職場でのいじめ」を経験している結果が明らかとなっております。
◆職場でのいじめ経験者は全体の6割近くにのぼる
職場でいじめを受けたことがあるかについてのアンケート調査の結果では、58%の人が「いじめを受けたことがある」と回答し、「いじめを受けたことはない」と回答した人が42%という深刻な結果が明らかとなっています。 (有効回答数:778名 調査期間:2014-01-31~2014-02-05)
職場でのストレス、特に職場で受けるいじめは、結果的に休職、退社に追い込まれるケースも少なくありません。
現実的には、いじめの被害者側から企業側に改善を求めても、これを受けて労働環境を改善しようと努力する企業が少ないのが実情です。いじめの原因が「職場の上司」である場合は、立場を利用した行為は、モラル・ハラスメントに当たる可能性も多々あります。
自分を「いじめの被害者である」と思った際は、弁護士等の法律家に介入してもらい、相手や雇用主との交渉を行ってもらうなど法的措置で解決出来るケースがあります。
一人で問題を抱え込んでいても解決されるケースは少ないものです。まずは最寄りの法律家に相談してみてはいかがでしょうか。
アンケート期間:2014-12-01~2014-12-20
有効回答数:1023名
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