日本法規情報株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役 今村 愼太郎)(http://www.nlinfo.co.jp/)は、インターネットアンケートを実施し、「課税対象者に関するアンケート調査」について発表しました。(日本法規情報株式会社では定期的に法律関連の話題に対して意識調査を行い発表しております)
平成27年から相続税が大幅に増税されることが決まりました。この相続税改正によって、課税対象者が大幅に増える内容となっており、4,800万円以上の財産があれば原則として相続税が課税されるとされ課税対象者が大幅に増える内容となっております。例えば「都市部に持ち家がある方で、1,000万円程度の金融資産がある」という方であれば課税対象になる可能性があることになります。
そこで、今回はこの相続税改正についてアンケート調査を行いました。
まず「平成27年の相続税の改正で、自分が相続税の課税対象者であると考えたことはあるか」についてアンケート調査を行いました。
目次
◆「相続税の課税対象者である」と認識している人は、わずか20%
平成27年の相続税の改正で、自分が相続税の課税対象者であると考えたことはあるかについてのアンケートの結果、「相続税の課税対象者ではないと思う。」と回答した人が33%、「相続税の改正を知らなかった。」と回答した人が25%、「相続税の課税対象者という言葉の意味が分からない。」と回答した人が23%となり、「相続税の課税対象者であると思う。」と認識している人は、19%にとどまる結果となりました。
次に、相続が開始した際「相続税は、相続開始の翌日から10ヶ月以内に申告・納付する必要があるが、 このことを知っていたか」についてアンケート調査を行いました。
◆「相続税は、相続開始の翌日から10ヶ月以内に申告・納付する必要がある」ことについて「知らなかった」と回答が8割以上
「相続税は、相続開始の翌日から10ヶ月以内に申告・納付する必要があります。 このことを知っていたか」についてのアンケートの結果、「知っていた」と回答した人がわずか16%にとどまり、「知らなかった」と回答した人が84%という結果となりました。
次に相続税の課税対象であると認識している人に対して「相続が開始した際に、自分がどれだけの相続税を納税する必要性があるか把握しているか」についてアンケート調査を行いました。
◆「どれだけの相続税をはらう必要があるか把握していない。」と回答が7割弱
相続税の課税対象であると認識している人に対して行った「相続が開始した際に、自分がどれだけの相続税を納税する必要性があるか把握しているか」についてアンケート調査の結果、「どれだけの相続税を払う必要があるか把握していない」が最も多く、68%という結果となりました。続いて「そんなに多額の相続税を払う必要はないと思う。」が29%、「どれだけの相続税を払う必要があるか把握している。」と回答した人は3%にとどまる結果となりました。
相続税の節税を考えた場合には、専門家に相談し、きちんと「事前対策」を行った方が当然効果は大きくなります。 相続財産のうち、土地などの不動産が多いと、相続税を支払う手持ち現金が足りなくなり、納税のために不動産を売却する状況もあり得ます。 また、相続税は、誰がどの財産を取得するかによって、大きく変動します。税法の特例などを活用することにより、税額が発生しないケースも出てきます。
また、生前贈与という方法があります。生前贈与は、相続税の節税対策の主要な方法ですが、これは生前に財産を贈与するから節税になるのであって、相続が開始した後に遺贈(遺言によって、財産を与えること)では節税にはなりません。
また、不動産等の財産の評価額を引き下げて行う節税対策も相続開始後では、あまり効果はありません。もちろん、相続開始後でも、遺産分割の方法や財産評価の方法により相続税を節税することは可能ですが、ある程度の時間をかけてしっかりと行う相続開始前からの対策に比べると効果は小さくなります。
そうした知恵やノウハウを提供するのは、相続問題に豊富な経験とノウハウをもつ法律家のアドバイスを受けることが不可欠です。
弁護士、司法書士、行政書士、税理士、不動産鑑定士、土地家屋調査士等は、不動産を含む相続をめぐって陥りやすい失敗や、いわゆる“争族”問題に対処し、そのトラブル回避するノウハウがあります。
これらの専門家が、相続に関係する人々それぞれの言い分、事情を聞き出した上で、その妥当性を検討し、アドバイスや交渉を代行することにより、より納得のいく解決が可能となる場合は多々あるのです。
有効回答数: 1048人(男性:411人 女性:637人)
アンケート期間:2014-07-23~2014-08-17
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日本法規情報株式会社は、「どこに相談したら良いか“わからない”を“わかる”に変える」をコンセプトに、様々な相談を解決できる相談パートナーと悩みを抱える相談者の両者を結ぶ接点となるサービスをご提供しております。全国約1000の相談パートナーと月間約1万件の対応実績を持ち多くの相談者の悩みの解決の一助となっております。
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